取引所の取引限月の注文を発注するのと同じようにスプレッド注文を発注します。例えば、MD Trader® ウィジェットでスプレッド注文を発注するには、注文タイプと有効期限、枚数を指定して、以下のように価格帯をクリックします。この例では、スプレッドは両方のレッグのクォート注文を発注するように設定されています。
Autospreader 親注文を発注する際、以下の注文タイプがサポートされています。
Autospreader 親注文を発注する際、以下の有効期限がサポートされています。
注: 親スプレッド注文と同じ注文タイプと有効期限で、クォート注文とヘッジ注文が発注されます。
GTC として Autospreader 注文を発注すると、複数の取引所セッション間のスプレッド注文に取り組むことができます。クォート注文とヘッジ注文は出会注文 (GTC) で発注されます。
現物市場が引け状態に移行すると、Autospreader はクォート注文やヘッジ注文を変更しようとは試みません。市場がオープン状態になると (プレオープンも含む)、Autospreader は子注文の管理を再開します。
異なったセッション 引け時間のスプレッド銘柄の場合、傾き市場が立会外状態に移行すると、Autospreader はクォート注文を取消します。傾き市場がオープン状態に再び移行すると、Autospreader は GTC クォート注文を再送信します。
Autospreader サーバー メンテナンスやサーバーのクラッシュが発生すると、クォート注文が取消されるとすべてのスプレッド注文は取消されます。サーバーが再起動された時に市場が引けの場合、市場で取消しができる状態になると、Autospreader は残りのクォート注文をすべて取消します (プレオープンなど)。
Autospreader は、「アクティブ クォート」オプションがレッグに有効化されている場合に、取引所は GTC を固有サポートするように要件付けています。取引所が GTC をサポートしていない場合、Autospreader はスプレッド注文を拒否します。「アクティブ クォート」がレッグに無効化されていて、取引所が GTC をサポートしていない場合、Autospreader は日中 (Day) 注文 (GTD) としてヘッジ注文を発注します。
Autospreader MD Trader スプレッド パネルでは、親スプレッド注文の子注文を送信するための別の口座を選択できる機能を提供しています。例えば、異なった取引所の別の口座を使って取引所間スプレッドを発注したり、別の口座と異なったブローカーの間で取引を分割することができます。
スプレッドを起動する際、設定した注文設定の 口座設定に基づいて、レッグは自動的に値が入力されます。既定の口座はレッグごとに異なる可能性があります。
複数の口座を使って Autospreader 注文を発注するには
MD Trader スプレッド パネルの口座セレクターをクリックして、[Multi...] を選択します。
表示されたフライアウト パネルにて、各レッグの口座セレクターをクリックし、口座を選択します。
すべてのレッグに表示された既定の口座は、レッグ注文を送信するのに使用されます。
各レッグに異なった口座を選択する場合、すべてのレッグに [Multi...] が表示され、レッグ 1、レッグ 2などに別の口座が表示されます。
MD Trader スプレッド画面で、スプレッド注文を設定して発注します。
注文を発注後、フライアウト パネルが閉じて、スプレッド注文、クォート注文、ヘッジ注文が取引所に発注されます。レッグ注文は選択した別の口座を使って送信されます。
MD Trader スプレッド パネルで口座セレクターの上をマウスでポイントすると、ツールヒントが表示され、各レッグに選択した口座が表示されます。
レッグ限月として Aggregator を使って Autospreader が設定されると、TT ではレッグごとに複数の口座を送信する機能をサポートしています。TT は [Leg 1 acct] 欄を使って Autospreader 親注文の口座を設定します。
スプレッドの最初のレッグが複数口座をもつ Aggregator である場合、TT は Aggregator の「レッグ 1」口座で親 Autospreader 注文の口座を設定します。各 Aggregator レッグにおいて、[All Legs] に [Multi] を選択して、必要に応じてレッグごとに別の口座を設定できます。
オプションで、注文を発注する際に取引所の清算口座値を入力できます。
注: 値を入力する前に、管理者が Setup で取引所清算口座値を指定変更できるように許可しているかを確認してください。
発注時に清算口座値を入力するには、[Preferences] - [Orders] の [Show Exchange Clearing Account edit box] 設定を有効にしてください。 この設定が有効の場合、取引所清算口座を入力できる編集ボックスが発注ウィジェットにより表示されます。[Exch Acct] 編集ボックスをクリックして値を入力する際、最近に入力した清算口座値の一覧が保存されます。
注文の発注前に、Autospreader 注文の各レッグに対し取引所の清算口座の「オンザフライ」を変更するには、MD Trader スプレッド パネルの口座セレクターの [Multi...] をクリックします。表示されるフライアウト パネルにて、必要に応じて各レッグの [Exch Acct] 編集ボックスにて清算口座値を入力します。
注文を発注後、[Order Book]、[Fills]、[Audit Trail] ウィジェットの [ClearingAcct] 列には、清算口座として取引所に送信された値が表示されます。これらのウィジェットの [Account] 列には、発注時に選択した口座が表示されますが、取引所の清算口座を入力する場合、この口座は取引所には送信されません。
[Floating Order Book] (簡易注文一覧) を使って、親スプレッド注文を削除して約定待ちの子注文を市場に残すことができます。Autospreader 子注文を破棄する方法についての詳細は、簡易注文一覧での親注文の削除を参照してください。