注文チケット

取引所特定の発注機能

取引所特定の発注機能

[Order Ticket] には、取引所特定の注文機能をサポートする追加のボタンがさらに表示されます。

ICE、Eurex、EEX

ICE、Eurex、EEX 取引所では、注文がポジションをオープンまたはクローズするかどうかを示すことが可能です。この機能に対応するため、[Order Ticket] では以下のように [Open]/[Close] の切り替えボタンが表示されます。

MiFID II 取引所

MiFID II 規定に準拠する必要のある取引所に関しては、[Preference] (設定) の [Order] セクションにて、[Show order entry compliance fields] 設定を有効にし、MD Trader にコンプライアンス欄を追加できます。

追加された項目は以下のとおりです。

  • CDI (Commodity Derivative Indicator) ドロップダウン。注文がリスクを減少しているかどうかをユーザーは記録出来ます。ヘッジ注文ともいわれます。ドロップダウンには以下の選択が含まれます。
    • <CDI>: Setup で定義された値を使用します。
    • CDI Yes: この注文はヘッジ注文です。
    • CDI No: この注文はヘッジ注文ではありません。
  • 取引決定を行ったユーザーを識別するショートコードの、[Invest Decision] (投資決定) 欄。
  • [Exec Decision] (執行決定) 欄。どのアルゴまたは誰が注文を送信したかを識別するショートコード。
  • [Client ID] (クライアント ID) 欄。顧客を識別するショートコード。

これが指定されていると、これらの値により Setup で定義されている既定の注文プロファイル設定が上書きされます。

注文チケットでのブロック注文のサポート

ブロック注文はどのアウトライトやストラテジー銘柄でも大規模な出来高であり、オープン マーケット外の2者の取引相手により手配されます。

[Order Ticket] では、EEX の取引所でブロック注文の発注をサポートしています。

TT での CME SLEDS 注文のサポート

CME の殆どの取引所定義のカレンダー スプレッドで、SLEDS (Single Line Entry Differential Spreads) 注文を指定できます。例えば、買い手と売り手は、カレンダー スプレッドのフロント レッグの直近値の代わりに前日の清算値を使って、CME Clearing により清算を受けるかどうかを決定できます。

[Order Ticket] を使って、CME Clearning の SLEDS 価格に明示されているように注文を発注できます。SLEDS セレクターを表示するには、[Order Ticket] を右クリックして、コンテキスト メニューから [SLED] を選択します。SLEDS の対象としてスプレッド注文を指定するには、[Order Ticket] の SLEDS セレクターにて、「%」または「&」の文字を選択します。[Order Profiles] のプロファイルの [Account] 欄に文字の1つを追加することもできます。

TT での CME キャビネット注文

TT では、CME のアウトライト オプション限月のキャビネット価格で注文を発注する機能をサポートしています。キャビネット注文では、ユーザーが可能な限りの最安値で深いアウトオブザ マネー オプションを執行することで、リスクを軽減できます。

TT でキャビネット価格で注文を発注するには、MD Trader や [Order Ticket] で注文の価格を「0.00」と入力します。価格に「0.00」が入力されると、TT は「キャビネット」注文として取引所に注文を発注します。

: CME Globex では1限月につき1つのキャビネット価格のみサポートしています。取引しようとしているアウトライト オプション限月の正確なキャビネット価格と増分値については取引所にお問い合わせください。