TT 再試行注文
TT 再試行注文
TT 再試行注文は、取引所に受理されるまで、または特定の回数分拒否されるまで、繰り返し発注される合成注文を示します。
- 最初の子注文の発注時間
- 子注文を発注する最大回数
- 再試行回数の間隔の時間
TT 再試行注文とは、市場のオープン前に、優先順位で良好なポジションを獲得するためによく使用されます。
例えば、以下の TT 再試行注文は、午後7時の取引開始の1秒前に注文を発注し、注文が受け付けられるまで、200 ミリ秒毎に注文を送信し続けます。これは 100 回拒否されるまで続行します。
取引所が最初の発注済み子注文を受理すると、子注文は市場で通常どおり約定待ちを開始し、TT 再試行親注文は取消を行います。最初の子注文が拒否されると、TT 再試行親注文は指定された間隔で子注文を再発注し続け、そのたびに再試行回数は増加し続けます。TT 再試行親注文が終了すると、TT では以下のとおり確認の送信を行います。
- 指定の再試行回数に達する前に、取引所により子注文が受け付けられた場合、子注文の確認の送信に続いて、注文が拒否された回数を内容を含む内容や、各試行の平均遅延を含む内容の1つの確認メッセージが TT により送信されます (Order Connector)。これらのメッセージは [TT Audit Trail] (システム履歴) で確認できます。
- 指定した回数以内に子注文が取引所により受け付けられなかった場合や再試行の指定回数に達した場合は、注文の拒否回数と各試行の平均遅延を示した、1つの拒否メッセージが TT (Order Connector) により送信されます。これらのメッセージは [TT Audit Trail] (システム履歴) で確認できます。
TT 再試行注文は以下のように管理されています。
- 取引所が子注文を受け入れて、注文は正常に機能します。
- それ以外は、TT 再試行注文は指定された間隔で子注文を再発注し続け、そのたびに再試行回数は増加し続けます。TT 再試行親注文は以下のとおり確認の送信を行います。
- 指定の再試行回数に達する前に、取引所により子注文が受け付けられた場合、注文が拒否された回数を示した1つの拒否メッセージがや再試行の指定回数に達した場合は、[Algo Server] は、拒否回数を示した拒否メッセージが1回送信され、子注文の確認が送信されます。
- 指定した回数以内に注文が取引所により受け付けられなかった場合や、再試行の指定回数に達した場合は、拒否回数を示した拒否メッセージが1回送信されます。
TT 再試行注文パラメータ
必須パラメータ:
- Number of retries (再試行数): 拒否された注文を再送する回数を設定します (0~32000)。
- Retry interval (再試行間隔): 再試行する間のミリ秒数 (0~100,000)。
- Time and Date (時間と日付): 注文を執行する開始の日付と時間を設定します。以下の値があります。
- [Start] (開始) で、注文の執行を開始する日付と時間を設定します。
- [End] (終了) で、注文のロジックの執行を停止する時間を設定します。
- Start (開始): 注文を執行する開始の日付と時間を設定します。以下の値があります。
- [Now] (現在) で、注文を直ちに開始します。
- [Time] (時間) で、注文を開始する日付と時間のピッカーを表示できます。
- [Pre-open] (寄前) で、取引所により定義された寄前ステータスで注文を発注します。
- [Open] で、取引所が取引セッションを開始した際に注文を発注します。
- End: 合成注文のロジックの執行を停止する時点を設定します。以下のうち1つ選択してください。
- GTC は、取消しまで約定待ち注文を残します。
- Day は、取引セッションの終わりまで約定待ち注文を残します。