口座へのユーザーの割り当て
[Accounts] (口座) ウィンドウにて、[Users] タブをクリックして、口座にユーザーと FIX セッションを割り当てます。注文は1つの口座を使って発注されますが、ユーザーは複数の口座に割り当てることができます。左ナビゲーション画面の [Users] タブを使ってユーザーを追加して設定できます。
ユーザーが口座に割り当てられると、その口座の任意の副口座を使用することが許可されます。ユーザーは子口座に割り当てることはできません。すべての子口座は継承されます。また、2人のユーザーが同じ口座に割り当てられると、両方のユーザーはその口座でのすべての注文操作を表示できます。
[Users] タブにて、口座のすべての正規ユーザーの表示や設定、さらに1人以上のユーザーへの口座アクセスの割り当てや割り当て解除ができます。[Account] (口座) ウィンドウで [Setting] (設定) タブを使ってこれを実行できます。さらに、ユーザーが取引できるすべての口座の表示や設定をはじめ、1人のユーザーから1つ以上の口座を追加・除去できます。[Users] - [Accounts] タブで、ユーザーごとに口座を割り当てまたは除去します。
注: 親口座に割り当てられたユーザーは [Accounts] - [Users] タブにイタリック体で表示され、副口座レベルでは除去または編集できません。
口座にユーザーを割り当てるには
- 左ナビゲーション画面の [Accounts] をクリックします。
- 口座を選択するには、グリッドの口座の横のチェックボックスをクリックします。複数の口座を選択できます。
- 選択した口座の [Users] タブをクリックして、[Users] セクションの [Add] ボタンをクリックします。
[Select users] (ユーザーの選択) 画面が表示されます。
[Select Users] 画面にて1人以上のユーザーをクリックして [Select] をクリックします。
選択ユーザーが [Users] セクションに表示されます。選択したユーザーに [Order Permissions] (注文アクセス許可) と [Additional Permissions] (追加アクセス許可) セクションも表示されます。
注: 口座名が [Inherited] (継承) 列に一覧されている場合、選択した口座のユーザー割り当てとアクセス許可が、親口座から「継承」されます。
- 以下の口座アクセス許可を設定します。
- Update Positions (例: マニュアルフィルの作成): ユーザーがこの口座のマニュアル フィルや修正を入力できるようにします。
注: [Account permissions] は、親口座とすべての副口座に適用されます。
- Confirm fills: 口座のユーザーが約定を確認できるようにします。
- Submit Block/Cross Orders: ユーザーがブロック注文やクロス注文、ホールセール注文を発注できるかどうかを決定します。この設定は AOTC 機能に関連していません。
- Modify clearing account on working orders (ASX only): この口座のユーザーが、ASX での約定待ち注文で、取引所清算口座を変更できるようにします。
- Modify clearing account on fills: この口座のユーザーが、完全約定または部分約定注文で、取引所清算口座を変更できるようにします。
- Delete Orders: この口座のユーザーが、取引の際に注文を取消できるようにします。注文の発注設定を有効化する前に、このオプションを有効に設定しておく必要があります。
- Modify Orders: この口座のユーザーが、取引の際に注文を変更できるようにします。注文の発注設定を有効化する前に、このオプションを有効に設定しておく必要があります。
Submit Staged Orders: このオプションが有効の場合、ユーザーは、選択口座と副口座にステージ注文を発注できます。
ユーザーは自分のステージ注文を表示できます。ステージ注文が約定すると、親ステージ注文の子注文が、ステージ注文を要求した所有者により別の口座で執行されても、ユーザーはステージ注文の元の口座で約定を受信します。ステージ注文を発注したユーザーとユーザーの口座に、リスク限度が適用されます。
- Only Allow Price Improvements on Child Orders: ケア注文の所有者が、元の親ケア注文で送信した指値よりも悪い価格で (高値で買ったり低値で売れないことを示します)、子注文の指値を変更できないようにします。チェックボックスが有効の場合、所有者は子注文の取引のみを向上させることができます。チェックボックスが無効の場合、所有者は親ケア注文の取引のみを向上させることができます。この設定は既定で無効になっていて、親注文の指値にかかわらず、所有者は親ケア注文と子ケア注文の両方の価格を変更できます。
Manage Staged Orders without Claiming: 注文ステータスが要求、非要求にかかわらず、ユーザーがケア注文に完全アクセスできるようにします。チェックボックスをオンにしてこのオプションを有効化します。これが有効の場合、[Manage Own Staged Orders] と [Manage Orders Staged by Others] も既定で有効となります。
Manage Own Staged Orders: このオプションがオンの場合、ユーザーは、選択口座と副口座に発注された自分のステージ注文を管理できます(つまり、要求/非要求、代理注文での執行)。
受信するステージ注文を表示するには、所有者となる可能性のあるユーザーはこのオプションを設定し、ステージ注文口座へのアクセスを持っている必要があります。ステージ注文と非ステージ注文の両方、つまり口座のすべての注文は、口座に割り当てられているすべてのユーザーによって表示可能です。
このチェックボックスがオフの場合、このオプションにより自分のステージ注文が要求されないようにできます。
この設定をオフにして、[Manage Orders Staged by Others] をオンにすると、ユーザーは、他のユーザーが行ったステージ注文のみを管理できるようになります。
注: このオプションを設定するには、[Submit Staged Orders] オプションをオンに設定する必要があります。
Manage Orders Staged by Others: 選択口座や副口座に発注された (自分では発注しなかった) すべてのステージ注文を管理できるようになります (つまり要求/非要求、代理注文等)。[Submit Staged Orders] と [Manage Own Staged Orders] 注文もオンの場合、ユーザーは自分で発注したステージ注文も管理できます。
ステージ注文を表示するには、所有者となる可能性のあるユーザーはこのオプションを設定し、ステージ注文口座へのアクセスを持っている必要があります (つまりステージ注文を要求するユーザー)。ステージ注文と非ステージ注文の両方、つまり口座のすべての注文は、口座に割り当てられているすべてのユーザーによって表示可能です。
ユーザーがステージ注文として発注できる限月を制限することを希望する場合は、ユーザーやユーザーの口座、ユーザーの親口座にリスク限度を設定する必要があります。
要求済みステージ注文を含んだ親口座や子口座でポジション トランスファーが有効化されている場合、(子口座と親口座がポジション トランスファーが有効化された口座の階層に存在する場合)、所有者 (ステージ注文を要求したユーザー) は自分の口座とステージ注文口座を使って、手動でポジション トランスファーすることを選択できます。これにより、元の発信者 (ステージ注文を発注したユーザー) が希望するポジションを残し、所有者には対立するポジションを残す、2つの相反するマニュアル フィルが作成されます。
所有者はステージ注文の代理で注文を執行する際、子注文に使用された所有者の執行口座のすべての限度と、これらの執行口座のすべての親口座が適用されます。注文がステージ化される際に発信者の限度がすでにチェックされているので、元のユーザーの限度はこの時点では適用されません。
注: このオプションを設定するには、[Submit Staged Orders] オプションをオンに設定する必要があります。
- Submit Native Orders: この口座のユーザーが、成行注文を例外として、取引所がサポートする注文タイプを直接送信できるようにします。これがオン (有効) の場合、以下に [Allow] または [Deny] を選択します。
- ADL: ユーザーが Algo SE サーバーにストラテジーを展開できるか否かを定義します。ADL アルゴ、TT Synthetic アルゴ、TT SDK、Autotrader を含みます。
- [ADL Algo Approval Required] 設定では、ユーザーが承認がなくても口座で ADL アルゴ注文を発注できるかどうかを定義します。このオプションがオフの場合、選択したユーザーは選択した口座でアルゴの承認が必須ではなくなります。
- TT Algo SDK: ユーザーが Algo SE サーバーに TT Algo SDK ストラテジーを展開できるか否かを定義します。
- Autospreader: ユーザーが Autospreader SE サーバーに合成スプレッド ストラテジーを展開できるか否かを定義します。
- Aggregator: 集約銘柄の注文をユーザーが発注できるかどうかを定義します。
- GTC/GTDate: ユーザーが GTC (Good til Cancel) と GTD (Good til Date) 注文を発注できるか否かを定義します。
- Market: ユーザーが成行注文を発注できるか否かを定義します。[Deny] (拒否) を選択すると、ユーザーは、ストップ成行 (Stop Market)、成行イフタッチ (Market If Touched)、Market-To-Limit.を含めすべての成行注文を発注できません。
- Mobile: TT プラットフォームへのモバイルアクセスによる取引を許可または拒否します。
注: この設定ではまた、モバイル口座とデスクトップ取引用の口座とで、異なったアクセス許可を設定することもできます。
- TT Synthetic Order Types: ユーザーがこの口座で TT 合成注文タイプを発注できるかどうかを定義します。
- Require AutoRFQ for Cross trades: ユーザーまたは口座にこの設定が有効化されている場合、クロス注文を発注する前に、RFQ の送信が強制となります。会社のユーザーや口座に対して、管理者のみがこの設定を有効化できます。
- Staged Order Risk Check: この欄をクリックして以下の内容の1つを選択します。
- At Execution: 関連子注文が執行される際に、リスク チェックがステージ注文に適用されます。
- Upon Claim: ステージ注文が要求される際にリスク チェックが口座に適用されます。
以下のケア注文 (別名はステージ注文) のアクセス許可は、ユーザーに口座を割り当てる際や、口座にユーザーを割り当てる際に設定されます。
- Update Positions (例: マニュアルフィルの作成): ユーザーがこの口座のマニュアル フィルや修正を入力できるようにします。
- [Save Changes] (変更の保存) をクリックします。
注: ユーザーに副口座を割り当てる場合、[Inherited] (継承) 列に、親口座に割り当てられたユーザーの親口座が表示されます。ユーザーが親口座に割り当てられている場合、そのユーザーも各子口座に割り当てられ、親口座に割り当てられた同じユーザー許可を継承します。
口座のユーザーアクセス許可の変更
- 左ナビゲーション画面で [Accounts] をクリックして、口座を選択します。
- 選択した口座ページで、[User] タブをクリックします。
- [Users] セクションに一覧されているユーザー名のチェックボックスをクリックします。
[Order Permissions] (注文許可) と [Admin Permissions] (管理許可) セクションが表示されます。
必要に応じて追加ユーザーに対して任意にチェックボックスを選択します (複数ユーザーを選択できます)。
- 該当するアクセス許可設定を変更し [Save] をクリックします。
変更したアクセス許可が [Accounts] ‐ [Users] タブにも表示されます。
口座からのユーザーの除去
[User] タブを使って、口座から既存のユーザーを除去します。
口座からユーザーを除去するには...
- ユーザーをクリックします。
- [Users] セクションで1つ以上の項目を選択して [Remove] ボタンをクリックします。
注: 親口座からユーザーを除去すると、すべての子口座からユーザーが除去されます。
- [Save changes] (変更の保存) をクリックします。