CME のユーザー アクセスの設定
注文の送信とマーケット データ アクセスは [Users] → [Exchange Properties] → [Order Routing] と [Market Data] タブで設定されます。マーケット データの記録の追加の設定も提供されます。[Exchange Properties] タブをクリックすると、Setup は [Order Routing] タブを既定とします。
Setup では、マーケット データ アクセスの CME ネッティング プログラム参加者マーケット データ アクセスは「組織」として識別されます。既存の参加者を選択したり新規参加者を作成することで、マーケット データ グループごとにユーザーの ネッティング プログラム参加者を設定できます。[Manage Organizations] タブを使って、CME ネッティング プログラム参加者のリストを管理します。
CME のネッティング プログラムに参加するユーザーは、CME から直接使用料金の請求を受けます。トレーディング・テクノロジーズは、取引所へのユーザーのマーケット データ アクセスを記録しますが、請求不可として記録されます。既定で、組織は選択されません。
ユーザーにマーケット データ アクセスを許可または拒否する際の、取引所リスト及びサポート銘柄については、CME グループ ウェブサイトを参照してください。
CME のユーザー アクセスを設定するには
- データ グリッドで選択したユーザーの [Users] - [Exchanges] タブをクリックします。
- 取引所一覧ドロップダウン矢印をクリックしてスクロースし、取引所を選択します。
- [Subscriber Market Data] と [FIX Market Data] と [Order Routing] タブをクリックして、選択した取引所に対しユーザーを設定します。
- [Subscriber Market Data] タブを使って、銘柄グループごとにすべてのマーケット データへのアクセスを許可または拒否できます。
- [FIX Market Data] タブを使って、銘柄グループごとに TT FIX を通じてすべてのマーケット データへのアクセスを許可または拒否できます。
- [Order Routing] タブをクリックし、ユーザー認識のための取引所の資格情報を設定します。
- ユーザーごとの [Order Routing] (注文の送信) に以下の CME 取引所設定を行います。
- Operator ID : 個人により取引所に送信されたすべての手動または自動注文操作の Tag 50 のユーザーを特定します。ユーザーは取引所の Operator ID を登録する必要があります。この欄は必須です。
- ATS Operator ID: 登録 ATS チームの一員である Tag 50 のユーザーを識別します。チーム メンバーは同時に自動取引システムを監視しています。マニュアル注文操作は ATS Operator ID を使って送信しないでください。ユーザーは取引所の ATS Operator ID を登録する必要があります。
- Team Head Trader Location: ATS Operator ID を使って登録チーム メンバーに対して、チーム ヘッド トレーダーを設定します。これが設定されていると、Team Head Trader 場所により、Tag 142 の値が上書き変更されます。[Users] - [Profile] タブの、郡、州、国名欄で送信ユーザーの場所を指定できます。ATS Operator ID は、同時に自動取引システムを監視しているチームにのみ使用されます。すべてのチームメンバーの注文操作は、Team Head Trader の場所と一緒に CME に送信されます。
- Country: Team Head Trader の国名を設定します。この欄は、ATS Operator ID が割り当てられてない場合に必須です。
- State: Team Head Trader の州名または郡名を設定します。この欄は、どの 国名が選択されているかによっては必須となります。この欄は、ATS Operator ID が割り当てられてない場合に必須です。
- SMP ID: 口座に Self-Match Prevention Identifier (自己一致防止 ID) (SMP ID) を設定します。SMP はオプションであり、これにより、両方の買注文と売注文に同じ SMP ID と執行会社 ID が含まれている場合、執行会社が、共通の所有権をもつ口座の注文を一致できないようにします。タグ 7928 として取引所に送信されます。
- SMP Instruction: セルフマッチ回避が発生すると、どの注文が取り消されるかを設定します (既存またはアグレッシブ)。この設定はオプションです。SMP 指示が指定されていない場合、既存注文は取り消されます。これが設定されていると、値は Tag 8000 で取引所に送信されます。注文操作にセルフマッチ回避指示を割り当てるには、以下の内容から1つ選択します。
- Cancel resting: 既存注文を取り消して、アグレッシブ マッチング注文を取引所に送信します。
- Cancel aggressing: マーケットに既存注文を残して、アグレッシブ マッチング注文を取り消します。
- Text A: TT システムの発注済み注文で保持されるオプションのユーザー定義値ですが、取引所には送信されません。アルファベット数値と特殊文字を使用できます。
- Text B: TT システムの発注済み注文で保持されるオプションのユーザー定義値ですが、取引所には送信されません。アルファベット数値と特殊文字を使用できます。
- Text C: TT システムで発注済み注文に保持されるオプションのユーザー定義のテキスト値ですが、取引所には送信されません。アルファベット数値と特殊文字を使用できます。
- Text TT: TT システムで発注済み注文に保持されるオプションのユーザー定義のテキスト値。しかし取引所に送信されません。アルファベット数値と特殊文字を使用できます。
- Max Order Rate: ユーザーが接続別に入力できる、1最大注文数 (秒) を設定します。この限度は、取引所定義の注文率の最大を超過できません。
- [Subscriber Market Data] タブをクリックすると、取引所で利用可能な以下のマーケット データ グループへのアクセスを許可または拒否できます。許可が有効化されている各グループ:
- [Sessions] をクリックして、別の IP アドレスやアプリケーションを使って、ユーザーが利用できる、銘柄グループごとの同時マーケット データ セッション数を設定します。[Delay Only] を選択すると、遅延環境を除くすべての環境で、銘柄グループが拒否されたことを示しています。つまりリアルタイムのマーケット データへのアクセス許可がありません。
- ネッティング プログラム参加者の場合、銘柄グループの CME のネッティング プログラムにユーザーが参加しているかどうかを設定します。セレクターをクリックしてユーザーの CME ネッティング プログラム参加者または組織の名前を選択します。これは通常ユーザーの会社名ですが、CME との合意がある会社内の特定のグループである可能性があります。
- Manage Organizations: [Manage Organizations] をクリックして [Organizations ] タブをクリックし、会社にネッティング プログラム参加組織を追加します。組織を編集することも、またどの銘柄グループがネッティング プログラムに承認されているかを確認できます。
- [FIX Market Data] タブをクリックすると、TT FIX から取引所で利用可能な以下のマーケット データ グループへのアクセスを許可または拒否できます。
[Allow] が有効の場合、[Subscribers] をクリックして、FIX フィードの裏でマーケット データを表示しているユーザー数を設定します。
FIX フィードが表示目的でない場合は (ブラックボックス アルゴリズム、損益計算のプログラムなど)、[Allow] を選択して、サブスクライバーを 「0」に、[Non-display] を有効化します。
注: 無効化された銘柄グループは会社にとって承認されていません。これらを有効化するにはトレーディング・テクノロジーズの担当者にお問い合わせください。
[Allow] が有効化されている各グループに関しては、以下の内容も設定します。- ネッティング プログラム参加者の場合、銘柄グループの CME のネッティング プログラムにユーザーが参加しているかどうかを設定します。セレクターをクリックしてユーザーの CME ネッティング プログラム参加者または組織の名前を選択します。これは通常ユーザーの会社名ですが、CME との合意がある会社内の特定のグループである可能性があります。
- Manage Organizations: [Manage Organizations] をクリックして [Organizations ] タブをクリックし、会社にネッティング プログラム参加組織を追加します。組織を編集することも、またどの銘柄グループがネッティング プログラムに承認されているかを確認できます。
- [Exchange Settings] タブで以下のオプションを設定できます。
- Non-Professional: CME マーケット データのユーザーは、CME の使用料の請求上、「非プロフェッショナル」トレーダーと見なされます。この設定が有効な場合、CME の非プロフェッショナルの自己申告同意書がユーザーの [Agreements] タブに送信され、ユーザーはこれに署名する必要があります。同意書を署名するまで、「Pending Verification」(確認待機中) が表示されます。既定でこのチェックボックスはオフ (無効) になっています。注: 非プロフェッショナル ステータスを維持するには、ユーザーは、非プロフェッショナル自己申告同意書に定義されている CME の非プロフェッショナル ルールに準拠する必要があります。準拠していないユーザーは、プロフェッショナル ユーザーの使用料で CME から請求されます。
- Support Waiver: ここではこのユーザーが CME 取引所との特定の合意書により [Support Waiver] (マーケット データ使用料金の免除サポート) を受けれるかどうかを設定します。この設定が有効化されている場合、「Support Waiver Request」フォームが CME に送信され承認されます。CME が TT 管理者に、フォームが承認されたことを知らせるまで、「承認の待機中」(Pending Verification) が表示されます。既定でこのチェックボックスはオフ (無効) になっています。
- [Save Changes] (変更の保存) をクリックします。