TT への Gateway ログイン リスクのマップ
銘柄リスク限度が TT にて口座に設定されます。これは X_TRADER プラットフォームでのゲートウェイ ログイン (MGT) ごとのリスクの設定と類似しています。つまり TT で口座ごとに設定できる分と同じだけゲートウェイ ログインごとに銘柄限度を設定できます。MGT リスクと同様に、TT の Setup アプリケーションを使って、先物やオプション、スプレッド/ストラテジー、銘柄間スプレッドに TT でのポジション限度を設定できます。
ゲートウェイ ログインのリスクを設定する際、まず発注する取引所の TT Gateway を選択して、[New Product Limit] ウィンドウで銘柄タイプと銘柄を選択する必要があります。これは、TT では新規のポジション限度を設定する際に、[New Limit] に置き換えられます。
以下の図と表に、「新規銘柄限度」ウィンドウのリスク設定が、TT のポジション限度設定にマップされているかを示しています。
No. | 7.17 での名前 | TT での名前 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | Trading Allowed | Trading Allowed | 選択した限月でアウトライトの取引ができるかを指定します。この設定は X_TRADER の [Edit Gateway Login] (ゲートウェイ ログインの編集) ウィンドウにあります。TT の場合、すべての限月対1つの限月において、個別のアウトライト設定があります。[Trading Allowed] がオフの場合、1つの先物限月の買発注は拒否されます。すべての限月に対してリスクを設定する際の、スプレッド・ストラテジーの [Trading allowed] 設定に基づいて、1つのスプレッド注文は承認される可能性があります。1つの限月には、マージン限度は設定できませんが、最大ポジション限度を設定できます。 |
2 | 追加マージン (+/-%) | Applied Margin % | TT では、トレーダーが各銘柄の取引を行うのに必要な証拠金に対し、プラス、マイナスのパーセント数で指定します。つまりリスク限度の算出の際に、適用証拠金により、証拠金の要件が増減されます。これを 0 に設定すると、この銘柄や限月の証拠金要件が除去されます。この設定は、すべての先物やオプション限月にリスクを設定する際に利用でき、アウトライトとスプレッド・ストラテジーの両方に適用されます。TT での既定の設定は 100% です。 |
3 | 最大注文枚数 | Max order quantity | 限月で発注できる最大個別注文枚数の限度を指定します。TT で1つの限月に設定される場合、銘柄または取引所レベルで存在する最大注文枚数設定がこの設定により上書き変更されます。 |
4 | 最大ポジション | Max position family (net)、。l、mMax position product (net) | 銘柄ごとにすべての限月間で可能な合計最大ポジション。ロング ポジションとショート ポジションの相互オフセット (例: カレンダー スプレッドを取引する際は、限度には絶対に到達しません)。TT では銘柄ごとのリスクに加えて 銘柄ファミリーのリスクを提供します。 |
5 | 最大ロング/ショート (先物) | 最大ロング ポジション (gross)、最大ショート ポジション (gross)、限月別最大ロング ポジション、限月別最大ショート ポジション | [Max long position per contract] と [Max short position per contract] 設定は、銘柄の限月ごとに全体の最大ロング ポジションとショート ポジションに口座を限定します。 [Max long position (gross)] と [Max short position (gross)] は、銘柄ごとのロング限月とショート限月の最悪時の合計を限定します。全限月の約定待ち買注文とロング ポジションの合計は、この限度を超過することができません。例えば、最大ロング ポジション限度が 4 で、1限月に 2 のロング ポジションがあり、別の限月に 2 の約定待ち買注文がある場合、買注文をそれ以上発注することはできません。TT は、個別のロング ポジションとショート グロス ポジション限度、さらに限月ごとの個別のロング限度とショート限度の柔軟性を提供しています。 注: TT の [General] 画面は1つの限月にリスクを設定する際は表示されませんが、[Outrights] 画面にて最大ロング ポジションとショート ポジションを設定できます。 |
6 | 最大ポジション (スプレッド) | Max long position per contract, Max short position per contract | 銘柄ごとにすべての限月間で可能な合計最大ポジション。ロング ポジションとショート ポジションの相互オフセット (例: カレンダー スプレッドを取引する際は、限度には絶対に到達しません)。 |
7 | Trade Out Allowed | Trade Out Allowed | TT では、最大注文枚数や最大ロング・ショート ポジションが可能で、クレジット限度を超過して限月のポジションをフラットにできる [Trade Out] 機能を提供しています。 |
注:
- X_TRADER での取引前の価格制御は TT でのユーザーや口座ごとに利用できます (アウトライト画面の価格妥当性設定など)。
- TT 設定は、銘柄のすべての限月に対してポジション限度を設定する際の、アウトライトやスプレッド・ストラテジーにとって同じです。
TT での銘柄間スプレッドのためのゲートウェイ ログイン
Gateway Login のための銘柄間スプレッドでポジション リスクを管理するには、銘柄間スプレッドを構成する各銘柄について、先物スプレッドの両方のポジション制限を入力する必要があります。
TT では、X_TRADER の口座ベースのリスク設定に類似して、銘柄間スプレッドにポジション限度を設定できます。