Instrument ブロック

[Instrument] ブロックは、アルゴリズムで使用するための、取引所取引の銘柄や合成銘柄を識別する取引ブロックです。アルゴが、銘柄に関係する操作やマーケット データにアクセスできます。[Instrument] ブロックからの出力を、その他の取引ブロック (銘柄の ID やマーケット データへのアクセスが必要な [Order] ブロックや [Field] ブロックなど) に接続します。
以下の例は、[Instrument] ブロックがどのように [Order] ブロックと接続して注文を発注でき、[Field] ブロックと接続して買値を取得でき、[Market State] ブロックと接続して、取引所が立会かどうかを決定できるかを示しています。
例 [Instrument] ブロックは、プロパティで識別される銘柄をもっていて、その銘柄のマーケット データをアップストリーム ブロックに渡します。

- 銘柄を指定するための [Order] ブロック
- 銘柄のマーケット データを抽出する [Field] ブロック。
- [Market State] ブロックを使って銘柄が取引するマーケットの現在のステータスを決定します。
アルゴリズムに対して柔軟性と再利用の手段を提供するために、ADL ではこれらの方法に銘柄を指定できます。
- Static (静的)。限月が開発中に設定され、執行中には変更されません。
- User-defined (ユーザー定義)。アルゴリズムを開始させる前に、銘柄を設定または変更できます。このオプションを使って、別の限月で使用できるアルゴリズム テンプレートを設計できます。
- Order instrument (注文銘柄)[Order Instrument] を含むすべてのアルゴリズムは、[Order Ticket Algorithm (OTA)] (OTA、注文チケット アルゴリズム) として識別され、[MD Trader] ウィジェットから直接執行されます。限月は、板情報に表示された限月と自動的に合致します。
ブロック プロパティ
ブロックをカスタマイズするには、[Block Properties] を更新します。
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| Name (名前) | ADL キャンバスのブロックの下に表示される名前。 | 
| Instrument (限月) | ブロックに接続する既定の限月。 検索欄に文字を入力して限月を検索するか、銘柄検索を使って限月を識別することができます。 | 
| Type (タイプ) | 限月の指定に使用する方法 
 右クリック コンテキスト メニューを使用して設定するか、方法を変更することもできます。 | 
| 口座 | マーケット データへのアクセスや注文の送信に使用する口座を示します。 |