リスク管理

Setup

ポジション管理

会社の管理者として、[Accounts] - [SOD/Credit] タブの設定を使用して以下の内容を実行します。

  • 取引所でポジションがリセットされた後、自動的にポジションをロールして SOD 記録を作成します。
  • 口座の取引所リセット時間を指定変更します。

ポジション リセット

TT システムの「ポジション リセット」機能は、取引所のセッション ロール時間で自動的にリセットされるように、または管理者が定義した特定の時間でリセットされるように、24時間のシームレスな取引期間を提供しています。ポジション リセット時間では、直前の取引日からの約定は注文一覧から除去され、清算時に価格設定される SOD 記録にオプションでつけられます。

ポジション リセットの機能方法

既定で、各取引所のセッション ロール時間に各取引所で、新規の口座のポジションがリセットされます (TT での設定)。例えば、米国中央時間 16:38 に、CME 銘柄のポジションがリセットされ、17:31 CST ICE 銘柄ポジションがリセットされます。この既定モードを使うと、1つのリセット時間を設定しなくても、ユーザーは安心して複数のマーケットを取引できます。さらに管理者は、階層のすべての口座に適用される時間と時間帯を選択して、既定のポジション リセット時間を選択できます。これで、管理者は特定のリセット時間を選択できます。というのは通常会社は、マーケットに印を付けた後、口座のクレジット設定を毎日リセットするからです。

: 2016年8月6日以前に作成された口座はポジション リセットの指定変更 (Position Reset Override) を使用しています。システム既定ポジション リセットを使って切り替えるには、[Position Reset Override] オプションのチェックをオフにします。この変更は、すべての口座の副口座にも該当します。

口座に関しては、TT セッションの最初に、[Available Credit] (利用可能クレジット) が口座レベルの1日の限度 (Daily Limit) 設定に設定されます。口座に [Create start-of-day (SOD) records] が有効化されている場合、直前の取引所セッションからのポジションが SOD 記録に変換され清算時に価格設定されます。口座に [Create start-of-day (SOD) records] が無効化されている場合、直前のセッションからのポジションは含まれません。

: TT のポジションのリセット機能は、すでにクローズされた取引所セッションの約定に基づいて (クローズ以降の取引セッションで発生した約定ではなく)、口座でユーザーのポジションを計算します。ポジション リセットの指定変更を使う場合、TT では口座の最後の取引所取引セッションのクローズ後にポジション リセット時間を設定することをおすすめしています。

取引所ごとのポジション リセット時間

: ポジション リセットの指定変更を使用する際、以下に示しているリセット時間後に口座ポジションのリセットが発生するように設定することが望ましいです。指定変更を使用する場合、親口座と子口座は、同じポジション リセット時間に設定される必要があります。

ASX

  • リセット時間: 16:50:00
  • 時間帯: オーストラリア/シドニー

B3

  • リセット時間: 18:27:00
  • 時間帯: ブラジル/サンパウロ

BIST

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

Bitmex

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

BrokerTec

  • リセット時間: 18:00:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

CFE

  • リセット時間: 16:05:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/シカゴ

CME

  • リセット時間: 16:37:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/シカゴ

Coinbase (GDAX)

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

Coinflex

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

CurveGlobal

  • リセット時間: 21:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ロンドン

DGCX

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

EEX

  • リセット時間: 22:45:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ベルリン

ERIS

  • リセット時間: 17:05:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

eSpeed

  • リセット時間: 17:45:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

Eurex

  • リセット時間: 22:45:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ベルリン

Euronext

  • リセット時間: 23:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/アムステルダム

Fenics

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

HKEx

  • リセット時間: 3:10:00
  • 時間帯: アジア/香港

ICE

  • リセット時間: 18:30:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

ICE_L

  • リセット時間: 23:30:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ロンドン

IDEM

  • リセット時間: 21:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ロンドン

JSE

  • リセット時間: 16:35:00
  • 時間帯: ヨハネスブルグ

KCG

  • リセット時間: 17:45:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

KRX

  • リセット時間: 16:00:00
  • 時間帯: アジア/ソウル

LME

  • リセット時間: 21:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ロンドン

LSE

  • リセット時間: 21:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/ロンドン

MEFF

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

MOEX

  • リセット時間: 19:00:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/モスクワ

MX (モントリオール取引所)

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

NDAQ_EU

  • リセット時間: 19:30:00
  • 時間帯: ヨーロッパ/オスロ

NFX

  • リセット時間: 17:01:00
  • 時間帯: アメリカ合衆国/ニューヨーク

OSE (大阪証券取引所)

  • リセット時間: 15:20:00
  • 時間帯: アジア/東京

SAFEX

  • リセット時間: 18:35:00
  • 時間帯: アフリカ/ヨハネスブルグ

SGX

  • リセット時間: 5:30:00
  • 時間帯: アジア/シンガポール

TAIFEX

  • リセット時間: 0:00:00
  • 時間帯: UTC

TFX (東京金融取引所)

  • リセット時間: 20:30:00
  • 時間帯: アジア/東京

TOCOM

  • リセット時間: 16:05:00
  • 時間帯: アジア/東京

ポジション リセットの指定変更

管理者として、取引所リセット時間を特定の時間に指定変更することができます。ポジション リセットは [Account Position Settings] セクションで設定されます。

ポジション リセットの指定変更の例

この例では、管理者は、SGX 銘柄を取引している口座に、アジア/シンガポール時間の午後7:00時にポジションリセットの指定変更を有効化します。SGX の場合、取引所リセット時間はアジア/シンガポール時間で午前4:50時です。

これらの各時間に、ポジションは以下の動作を実行します。

  1. 4:50 AM: ポジション リセットは発生しません。昨日からの約定は [Trade] アプリケーションでポジションとしてトレーダーの [Position] ウィジェットに保持されます。
  2. 4:50 AM to 7:00 PM: ポジション リセットは発生しません。4:50 AM ~ 7:00 PM の間と昨日発生した約定は、ポジションとして [Position] ウィジェットに保持されます。
  3. 7:00 PM: SGX に 7:00 PM のポジション リセットの指定変更時間が有効化されているので、この時間までポジションは [Positions] ウィジェットに保持されます。7:00 PM に、4:50 AM 以前に受信した SGX の約定は SOD に変換されるか除去され、4:50 AM 以降に受信した約定は次の日のリセットまでポジションとして保持されます。