X_TRADER ユーザーのための TT ガイド

TT での Autotrader

TT での Autotrader

X_TRADER の Autotrader は、複雑なストラテジーやマーケット クォート、既定の数式セットを使ったスカルプを執行できる、自動注文管理ツールです。数式値は手動で提供することも、Excel からリンクを使用することもできます。

 

TT Autotrader ウィジェット を使って、TT が提供する 公開アルゴのセットを通じて、マーケット メイクに類似した機能を提供しています。TT Autotrader ではまた、ADL アルゴとして実装された、独自のカスタム取引ストラテジーの展開や起動、管理ができます。TT Autotrader を使って、これらのアルゴの複数のインスタンスを設定し、アルゴ ロジックに基づいて注文を送信できます。X_TRADER の Autotrader のように、Excel データを直接 TT Autotrader に連結させることができます。

TT Autotrader を使って以下の内容を実行できます。

  • 複数のアルゴ インスタンスを起動したり Autotrader にてアルゴ パラメータを指定したり、Excel スプレッドシートからコピーできます。
  • Excel 連結を使って取引ストラテジーを実行します。
  • X_TRADER のローカル端末ではなく、特定の取引所に隣接する専用のアルゴ サーバー (コロケーション) でアルゴを展開して実行します。 これにより遅延を大幅に縮小できます。

TT 公開アルゴを使ったマーケット メイク

TT 公開アルゴが、X_Trader パラメータ ボックスの Autotrader の機能を自動発注ストラテジーに統合され、ユーザーは入力パラメータのセットに基づいてマーケットをクォートできるようになっています。これらの公開アルゴを使って、以下のような様々なマーケット メイク ストラテジーをすばやく簡単に起動できます。

  • Direct Entry (ダイレクト発注)
  • シングル理論値と買/売理論値
  • Market Base (マーケット ベース)
  • Reference Market (参照マーケット)

カスタム数式

X_TRADER では、ユーザーは [Formula] 列に直接カスタム数式を作成できました。TT では、マーケット メイク アルゴリズム内でカスタム数式を追加するには2つのオプションがあります。最も高性能なソリューションを希望するユーザーにとっては、ADL ロジック自体内で、直接カスタム数式を含める必要があります。このオプションには、コロケーション データセンター内の Algo サーバーで実行されたすべての計算が含まれます。ADL に馴染みのないユーザーは、RTD を使って Excel にマーケット データや注文データを取得して、Excel 内で計算を実行し、その出力内容を Autotrader に再び連結させます。