ワークフローの要約

TT Score では、取引活動での分析や記録のための総括的なサーベイライスとケース管理のツールセットを提供しています。以下のように TT Score でレビューを行います。

• レビューに含めるオーディット ログ データを選択およびフィルターします。
• データ視覚化ツールを使って、取引データを分析し、注意が必要な問題を強調表示します。
• クラスタやクラスタ グループでレビューを記録して調査を開始し、自分の発見を記録して、必要に応じてさらに処置を推奨します。

データの選択

レビューするデータセットを定義して整理するため、TT Score では以下のツールを提供しています。

1. 記録に含める毎日のオーディット ログを定義する日付ピッカー。
2. ドロップダウンとチェックボックスのフィルター
3. (オプション) クラスタ グループ ビューの場合、[Group by:] (グループ別) ドロップダウンを使って、トレーダーごと、口座ごと、限月ごとにクラスタをグループ化します。

[Apply Filters] ボタンをクリックすると、選択したフィルターがデータに適用されます。

注: 選択データは、一度に1つの問題のある取引モデルに焦点を当てて、レビューするのが一番最良の方法です。これは、[MODELS]セクションのフィルター チェックボックスを使って実行できます。個々のモデルに関連したクラスタのレビューを完了した後は、リストで次のモデルにフィルターし、レビューの手順を繰り返します。

詳細については、データの選択のトピックを参考にしてください。

データ視覚化を使用した取引操作の分析

データを選択すると、TT Score のデータ視覚化を使って、問題のある取引操作のクラスタを識別できます。

TT Sore では、クラスタ グループ レベル、クラスタ リスト レベル、個々のクラスタ レベルなど、様々な精度のレベルでクラスタをレビューできる機能を提供しています。

1. 以下のビューを使って問題のある操作の結集を識別できます。
   • Outlier チャート
   • ヒート マップ
   • デイリー クラスタ グループ
2. [Cluster List] を使って、個々のクラスタを識別して分析し、さらに操作が必要であるかどうかを決定します。

   

   1. リスク スコアは色表示され、各クラスタの潜在的なリスクにおけるガイドラインが示されます。
   2. 各クラスタの問題のある取引モデル名
   3. より詳細にクラスタを検査するオプション

詳細情報については、データの視覚化を使った取引操作の分析のトピックを参照してください。

レビューの記録と調査の開始

処理操作を記録するには

1. [Cluster Scorecard] を使って、各個々のクラスタをレビューし、取引操作が問題のあるものか、またはその状況では理性的であるかどうかを決定します。
   1. クラスタ内で分析された取引操作のクラスタ統計とメトリック。
   2. 一定の時間にわたってクラスタ内で取引された銘柄の枚数と取引操作の注文と約定グラフ。
   3. マーケット ラダーで、マーケット データを使った取引操作の重ね撮りをコマ送り再生するための、マーケット リプレイ。
   4. [Order Type] (注文タイプ)、[Side] (サイド)、[Order Action (注文操作) などの標準化を使った、システム履歴からの実際の注文操作。
2. 追加の操作が必要な場合は、調査にレビューを追加します。

   

   1. 新規メモと履歴メモ
   2. レビューを割り当てる対象の調査
3. [TT Score Dashboard] にて開始済みの調査を表示します。

   

   1. 調査の名前
   2. 調査の現在のステータス
   3. 調査を表示して管理するためのボタン
4. 各調査を管理します。

   

   1. この調査に含まれているクラスタと毎日のクラスタ グループのリスト。
   2. 調査のレビュー メモの履歴
   3. 割り当てを制御して、調査のプロセスを管理します。

詳細情報については、レビューの記録と調査を使った取引操作の分析のトピックを参照してください。